2020年01月19日
ジリオン10(テン) 分解!
ジリオン10着弾しました!

ナチュラムさんでも取り扱っています。

DAIWAのHPによると2019年12月デビューということで、かなり気になっていました。
34mmスプールで他機種と互換性があるようですね。
とりあえずWebサイトではあまり情報がないので、分解してどんな感じか確かめたいと思います。
結構レアな情報がありますが、個人ブログということをご理解の上、参考にしていただければ幸いです
外箱には主要なデータがプリントされており、淡水専用となっていますね。
箱はすぐに擦り傷等が付きます、釣りには関係ないですが。

左から「ギア比10.0」「重量215g」「ドラグ4.5㎏」「巻き取り106㎝」「ベアリング数10」との表示、
ラインキャパは14lb(0.31mm)で90m、16lbで80m等の表があります。
中には取扱説明書(日本語と英語)とアンケート用紙とパーツ案内図とSLPメンテナンス案内と取扱注意事項の紙が入っていました。

面白いことに、取扱注意事項に以下の内容が書かれていました。
『・本製品はの社内規格を超えたチューニングを施しており、使用上の制約条件が多くなってしまいますが、商品特性として予めご了承ください。
・通常リールより回転時のギアの音は大きくなり、ギアの摩耗が早い傾向があります。
・エンジンプレート、ゼロアジャスタースタンド、ガードプレートはチタンイオンプレーティングで焼き色を施したデザインで、色調変化、グラデーションが特徴です。全く同じ色調のものは無く、唯一無二のデザインですので、予めご了承ください。カラーの違いによるパーツ交換は致しかねます。』
特別なチューニングということで、お前ら文句言うなよ!って事ですかねw
まずは外観から紹介します。

本体は両サイドとメインフレーム、フロントカバーに分けられますが、メインフレームのみマットブラックになっています。
ハンドルは90mm、そしてノブは最近の主流であるハイグリップi型シェイプノブですね。
エンジンプレートやメカニカルの部分がチタンIPでカッコ良い〜。
自分のものは青いマジョーラって感じです。

前方からはこんな感じ。

サイドから。(サイドプレートはキャタリナみたいなOPENレバー式でのオンオフ脱着タイプです)

ガードプレートは2つで、薄い感じのブルー(チタンIP)。

それでは分解していきましょう。
ネタバレ必死!(*゚∀゚*)
※ここからの更なる分解はダイワのサポートを受けられない可能性がありますのでご注意下さい
・ハンドルノブ→ハンドルの構造

メタリックシルバーのノブキャップ(スティーズとかと同じ?)、プラスチックカラー、ハイグリップノブ、ベアリグ、ワッシャーです。
防錆ではないベアリングですね。
ちなみに防錆の場合は、基本的にベアリングカバーが茶色だったり、内径のところがガンメタみたいな色になっており、側面に1本もしくは2本の線が入っています。(ダイワに限る)
・ハンドルロックナット周り

ブラックで統一されています。
真ん中が凹んだナットですね。
・スタードラグ

金属製のUTDです。
今までのジリオンみたいなスクリューレスタイプではありません。
重量はこのタイプのほうが、実は軽かったりします。
・ギアボックス構造全体

これまでのジリオンSVTWとほぼ同じ構造ですが、ギアだけかなり大きく感じます。
部品交換ついでに軽く分解してみます。

キックレバープレートが樹脂から金属製になっていました。
・RSプレート側

こちら側は単純ですね。
ワンウェイクラッチやピニオン受けのベアリングがあるくらい。
ピニオン受けベアリングは、防錆ではありません。
ちなみにダイワベイトリールのマグシールドベアリングは、この部分にある事が多いです。
モアザンなどは2個マグシールドが入っていますが、
2個目は「13E:346」のクラッチカムボールベアリングですね。
(単品購入は不可能)
・マグネットブレーキ周り
裏側に脱着スイッチがあります。

外したらこんな感じ。

・レベルワインダー周り

お気付きになられましたか?
じゃあちょっと分解。


標準でレベルワインダー部分に2個ベアリングが付いています。
実は!!
ここがポイントではなく、レベルワインダーが!
『ハイスピードレベルワインダー』になっています
ノーマルに比べてピッチが大きいと思いませんか?
拡大してみます。

他機種への応用も可能かも知れません。
SLPのパーツ検索システムに登録されても大量の注文があれば修理専用になってしまうかも。
いくつかベアリングが写っていますが、左の2つのベアリングが防錆です。
茶色のシールドカバーで1本の線が入っていますね。
・マグネットブレーキ周り
Openレバーで開けて、LSプレートを取り出しました。

このベアリングは線とか入っていませんが、おそらく防錆だと思います。
中央にあるベアリングは交換用に準備したSLPWのSicボールベアリングです。
ジリオン系で「淡水専用」となっているリールがいくつかありますが、1300円のものはおそらく防錆かと思います。

700円の防錆ではないベアリングがあることから淡水専用となっているのかも。
自分はベアリングを全部CRBBに交換して、そのほかにスタードラグやカーボンハンドルも交換しました。
その際、ベアリングを脱脂してサラサラオイルを注入したところ、いわゆる巻き重りなどはかなり改善されていました。
自分の最終形態はこちらです。

これでだいたい構造がお分かりにいただいたでしょうかね。
もし何か間違えている個所とかあればお教えください。
疲れた。。。

ナチュラムさんでも取り扱っています。

ダイワ(Daiwa) 20ジリオン 10.0R-SV TW
DAIWAのHPによると2019年12月デビューということで、かなり気になっていました。
34mmスプールで他機種と互換性があるようですね。
とりあえずWebサイトではあまり情報がないので、分解してどんな感じか確かめたいと思います。
結構レアな情報がありますが、個人ブログということをご理解の上、参考にしていただければ幸いです

外箱には主要なデータがプリントされており、淡水専用となっていますね。
箱はすぐに擦り傷等が付きます、釣りには関係ないですが。

左から「ギア比10.0」「重量215g」「ドラグ4.5㎏」「巻き取り106㎝」「ベアリング数10」との表示、
ラインキャパは14lb(0.31mm)で90m、16lbで80m等の表があります。
中には取扱説明書(日本語と英語)とアンケート用紙とパーツ案内図とSLPメンテナンス案内と取扱注意事項の紙が入っていました。

面白いことに、取扱注意事項に以下の内容が書かれていました。
『・本製品はの社内規格を超えたチューニングを施しており、使用上の制約条件が多くなってしまいますが、商品特性として予めご了承ください。
・通常リールより回転時のギアの音は大きくなり、ギアの摩耗が早い傾向があります。
・エンジンプレート、ゼロアジャスタースタンド、ガードプレートはチタンイオンプレーティングで焼き色を施したデザインで、色調変化、グラデーションが特徴です。全く同じ色調のものは無く、唯一無二のデザインですので、予めご了承ください。カラーの違いによるパーツ交換は致しかねます。』
特別なチューニングということで、お前ら文句言うなよ!って事ですかねw
まずは外観から紹介します。

本体は両サイドとメインフレーム、フロントカバーに分けられますが、メインフレームのみマットブラックになっています。
ハンドルは90mm、そしてノブは最近の主流であるハイグリップi型シェイプノブですね。
エンジンプレートやメカニカルの部分がチタンIPでカッコ良い〜。
自分のものは青いマジョーラって感じです。

前方からはこんな感じ。

サイドから。(サイドプレートはキャタリナみたいなOPENレバー式でのオンオフ脱着タイプです)

ガードプレートは2つで、薄い感じのブルー(チタンIP)。

それでは分解していきましょう。
ネタバレ必死!(*゚∀゚*)
※ここからの更なる分解はダイワのサポートを受けられない可能性がありますのでご注意下さい

・ハンドルノブ→ハンドルの構造

メタリックシルバーのノブキャップ(スティーズとかと同じ?)、プラスチックカラー、ハイグリップノブ、ベアリグ、ワッシャーです。
防錆ではないベアリングですね。
ちなみに防錆の場合は、基本的にベアリングカバーが茶色だったり、内径のところがガンメタみたいな色になっており、側面に1本もしくは2本の線が入っています。(ダイワに限る)
・ハンドルロックナット周り

ブラックで統一されています。
真ん中が凹んだナットですね。
・スタードラグ

金属製のUTDです。
今までのジリオンみたいなスクリューレスタイプではありません。
重量はこのタイプのほうが、実は軽かったりします。
・ギアボックス構造全体

これまでのジリオンSVTWとほぼ同じ構造ですが、ギアだけかなり大きく感じます。
部品交換ついでに軽く分解してみます。

キックレバープレートが樹脂から金属製になっていました。
・RSプレート側

こちら側は単純ですね。
ワンウェイクラッチやピニオン受けのベアリングがあるくらい。
ピニオン受けベアリングは、防錆ではありません。
ちなみにダイワベイトリールのマグシールドベアリングは、この部分にある事が多いです。
モアザンなどは2個マグシールドが入っていますが、
2個目は「13E:346」のクラッチカムボールベアリングですね。
(単品購入は不可能)
・マグネットブレーキ周り
裏側に脱着スイッチがあります。

外したらこんな感じ。

・レベルワインダー周り

お気付きになられましたか?
じゃあちょっと分解。


標準でレベルワインダー部分に2個ベアリングが付いています。
実は!!
ここがポイントではなく、レベルワインダーが!
『ハイスピードレベルワインダー』になっています

ノーマルに比べてピッチが大きいと思いませんか?
拡大してみます。

他機種への応用も可能かも知れません。
SLPのパーツ検索システムに登録されても大量の注文があれば修理専用になってしまうかも。
いくつかベアリングが写っていますが、左の2つのベアリングが防錆です。
茶色のシールドカバーで1本の線が入っていますね。
・マグネットブレーキ周り
Openレバーで開けて、LSプレートを取り出しました。

このベアリングは線とか入っていませんが、おそらく防錆だと思います。
中央にあるベアリングは交換用に準備したSLPWのSicボールベアリングです。
ジリオン系で「淡水専用」となっているリールがいくつかありますが、1300円のものはおそらく防錆かと思います。

700円の防錆ではないベアリングがあることから淡水専用となっているのかも。
自分はベアリングを全部CRBBに交換して、そのほかにスタードラグやカーボンハンドルも交換しました。
その際、ベアリングを脱脂してサラサラオイルを注入したところ、いわゆる巻き重りなどはかなり改善されていました。
自分の最終形態はこちらです。

これでだいたい構造がお分かりにいただいたでしょうかね。
もし何か間違えている個所とかあればお教えください。
疲れた。。。
Posted by じりおん at 10:25│Comments(0)
│リール全般
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